第7回目にして初めての洗濯。ここからが真の検証となる。
▶着用時間
【A】着用日数:22日(139時間) 洗濯:1回
【B】着用日数:21日(145.5時間) 洗濯:1回
▶洗濯方法
【A】洗濯機による洗濯(界面活性剤)⇒ 自然乾燥
【B】漬け置き・押し洗い(疑似硬水・石鹸)⇒ 自然乾燥
▶漬け置き・押し洗い(疑似硬水・石鹸)の手法
今後、記事として掲載予定だが、1950年代まで主流であった「硬水+石鹸の組合せ」で1本を洗濯して色落ちの違いを検証する。
日本の水道水は大半が軟水であるため、塩化マグネシウムを洗濯水に溶かして疑似硬水とした上で、固形石鹸を溶かして漬け置き・押し洗いを行う。
今回は水10Lに対して、塩化マグネシウム50g、固形石鹸10gを使用した。


▶洗濯時の状況
たらいに水10Lと塩化マグネシウム50gを入れた後、1966【B】個体をその中に投入した。
水温は常温、この日の気温からしておそらく23℃前後と思われる。

その後、固形石鹸10gを熱湯で溶かした石鹸水を投入した。

疑似硬水とした塩化マグネシウムと石鹸成分が即座に反応し、石鹸カス(金属石鹸)で白濁した。
放置するとフロック状に凝集し始める。
この状態のまま押し洗いを継続してから、1時間漬け置いた。


再度、押し洗いをした後にすすぎ、脱水をして自然乾燥させた。
白濁した洗濯水は、1時間後には暗い黄褐色へと変化し、インディゴや糊が落ちているのが分かる。
1966【A】個体は、一般的な洗濯機と合成洗剤を使用し、表向きのまま洗濯したため詳細は割愛する。
▶洗濯後の状況
元々、【A】【B】には色の差が若干あったが、それが顕著になったように感じる。
また、洗濯機を使用した【A】より、手洗いを行った【B】の方が、生地の表情が落ち着いて見える。言い換えれば、【A】は毛羽立ちや織りが目立つように立体的、【B】は生地が均一に平らで毛羽立ちが目立ちにくい。
この毛羽立ちの違いで【A】の方が青みを強く感じる一因なのかもしれない。
【B】は石鹸の匂いがするため、生地に石鹸成分や石鹸カス(金属石鹸)が残留している可能性がある。




▶洗濯による縮み
SUGAR CANE 1966(SC42966A)は工場出荷時にワンウォッシュ加工が施されているため、今回が実質2回目の水通しとなる。
購入後からのサイズの変化を確認してみた結果は次のとおり。
・ウエスト【A】【B】ともに40.0cm(両端を伸ばして40.5cm)⇒ マイナス1.5cm

・股上 【A】【B】ともに31.0cm ⇒ 変化なし
・ワタリ 【A】【B】ともに30.5cm ⇒ 変化なし
・股下 【A】【B】ともに70.5cm ⇒ マイナス1.5cm
・裾幅 【A】【B】ともに20.5cm ⇒ マイナス0.5cm
購入時の計測状況及び裾上げ後の股下についてはリンク参照。


▶まとめ
初回洗濯では、手洗いを行った【B】の方が色落ちは穏やかに見えた。一方、生地表面は洗濯機を使用した【A】の方が毛羽立ち、立体感が強く現れた。今後、この差がどのように変化するかを継続して観察したい。


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